12月 202013
 

1995年の公開というから、もう18年の前になるんだ~。

岩井俊二監督の名作「Love Letter」を久しぶりに観たが、まったく古臭さを感じさせることない瑞々しい作品だった。

主演でかつ、二役を演じる「中山美穂」の旬な女優しかだせない隙のない美しさが素晴らしい。

あんなに輝いていた、「中山美穂」にはもう会えない。

北海道・小樽の街並みの映像は、新鮮で美しい。

岩井監督も当時、若手の旗手のように注目されつつ、今に至るまで「Love Letter」を超える作品を生み出せない。

どうしてるんだろう・・・岩井俊二。

95年、当時絶頂に向かいつつあった二人と、映画に取り組みはじめたばかりの「フジテレビ」。

幸せな結びつきが、素晴らしい作品を残したということか・・・。

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11月 082013
 

三谷幸喜監督の最新作「清須会議」は、自身初の時代劇作品となる。

歴史ファンとして、織田信長の後継者を選びが合戦ではなく会議があったとは、非常に興味深い。

映画を演劇的に捉える三谷監督独自の演出方法は、自らも出演する絶大なるプロモーションと相まって、毎回50億円規模のヒットは約束される。

ただ、その演劇的手法のせいか、そのスケール観のせいか「海猿」や「踊る大捜査線」のような大ヒットまでは、なかなか手が届かない。

かといって、北野武や宮崎駿のように監督的な評価が高いという話も聞かないし、海外での評価もあまり聞かれない。

個人的には、「ラヂオの時間」は冒険的で画期的な作品だと思うし、「ラッシュアワー」の前半部分は、こんなに声を出して笑ったことがないというほど、面白かった。

「清須会議」では、宣伝での三谷さんの顔ばかりが焼きつくことなく、映画作品としての正当な評価が楽しみだ・・・。

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10月 212013
 

カンヌ映画祭審査員賞・受賞作品「そして父になる」を観た。

赤ちゃんの取り違えって、昔は現実的にも結構起こったらしいが、6歳の息子に取り違えの事実が発覚し、そこから取り違えられた2つの家族での葛藤が物語の柱だ。

「そして親になる」ではなく「父になる」というタイトルの通り、主役は福山雅治演じるエリートサラリーマンの父親だ。

初の父親役の苦悩を、淡々と演じた福山雅治は、演技者として一皮むけた感があったが、同じ父親役のリリー・フランキーはそれ以上の演技だったし、尾野真千子より真木よう子の存在感が際立っていたように思う。

エリート夫婦の苦悩より田舎町の電気屋夫婦の方が、好意的に描かれていたせいだどうか・・・。

さて、映画としてはどうかというと、結末への道筋があまりに事を急ぎ過ぎて、せっかくの感情の盛り上がりが途切れてしまうことと、その結末は、賛否両論噴出しそうだ。

血の繋がりなのか、これまでの生活なのか、「父になる」過程を描くのなら、もっとのたうちまわりそうな気がする・・・。

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1月 232013
 

昨夜から、「民衆の歌」が、頭から離れない。

超有名ミュージカル作品「レ・ミゼラブル」の映画版は、アメリカ映画の底力を見た気がした。

19世紀のフランスを、これでもかと予算をつぎこみ、贅沢なまでに再現し、映像をみせつけたかと思えば、

主演のヒュー・ジャックマンはじめ、アン・ハサウェイなどキャストも豪華で、かつ、その歌唱も唸らせる。

ミュージカル作品なので、どの曲も名曲であることはもちろん、その人間ドラマも目を見張るものがある。

後半は、ストーリーに引き摺られるように、圧倒され、涙が溢れてくる。

全世界に知られる名作「レ・ミゼラブル」を失敗させる訳にはいかないという、「覚悟」が感じられて、

素晴らしい映画でした~!!!

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12月 212012
 

渋谷・ユーロスペースで、上映されたドキュメンタリー映画「阿賀に生きる」。

20年も前に撮られた映画が、今回再上映されたのだが、阿賀野川の自然と共に素朴に生きる映像は、

古き良き「日本」を感じさせるに十分な味わい深い作品でした。

独特な方法のサケ漁の名人や元舟大工の棟梁、きめの細かい餅つき名人など、

登場する人物すべてがいい顔してるんだな~。

スタッフ7名が3年間映画のために移り住んだ熱意が伝わってくる。

自然な老夫婦の方言交じりのやりとりが凄くいい。

なんのストーリーも存在しない淡々とした映像が心に沁みてくる。

終盤は、もう訳もわからない涙があふれて止まらなくなった・・・。

単館上映なのがもったいないと声を大にして叫びたい!

「阿賀に生きる」HP http://kasamafilm.com/aga/

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 Posted by at 6:40 PM