すっかり定着して、下手をするとマンネリ化しつつコラボメインの「FNS歌謡祭」
今回一番の見どころが、「華原×小室」の15年ぶりの共演というのは、ちょっと淋しい気もするが、意外な発見もあり、4時間飽きることなく観ることができた。
フジテレビが打ち出した口パク禁止による生歌披露は、プロ歌手の集まりなのに、こんなにも音程を外す人が多く、逆に歌の上手い歌手との差別化がはっきりした。
氷川きよし、西川貴教、西野カナが出ると安心して観ていられたし、JUJUに至っては、「コラボ職人」と言っていいほど、どんな曲にもスムーズにハモってくれて、気持ちイイ。
三谷幸喜については、もちろん映画の宣伝もあっての出演だろうし、壇蜜は、「どうして、このオファー受けたの?」との疑問もあったが、それもお祭りと思えば楽しめた。
往年のアイドル対決では、久しぶりの大舞台での緊張感が手に取るようにわかったし、その中で、「薬師丸ひろ子」の歌唱力が際立っていて、貫禄さえ感じた。
岩崎宏美&良美姉妹の味わいある歌声は、第二の「由紀さおり姉妹」になるのでと期待させてくれた。「荻野目洋子」が歌う姿には、ちょっと感動した。・・・。
「嵐」と「きゃりーぱにゅぱにゅ」は、なぜか別格扱いの別スタジオでの収録映像は、無理やり入れ込んだ感はあったが・・・。
個人的には、今回のベストコラボは、断トツで「西野カナ×ゴスペラーズ」の「君って」なんだが、「秦基博」がくまもんとの共演だけなんて、もったいな過ぎる~!