大河ドラマを最初から見逃さずに完結したのは初めての経験だ。
「坂本龍馬」という思い入れの強い人物だったこと、絶妙で細かく配慮の行き届いたキャスティング、
フィルムで撮っているかのような繊細な映像と、切れることのない長回しの演出など、
NHK「大河チーム」に大喝采、大感謝である。
この物語の舞台が、わずか150年前の「日本」の出来事だとは信じ難い。
今回の龍馬伝を観続けてきて、一番の盛り上がりは、
「龍馬暗殺」でもなく「大政奉還」でもなく「武市半平太と富との別れ」だったことは、
歴史は、ささいな日常の積み重ねなんだと思った次第です・・・。