新型コロナウイルスの流行から、1ヵ月。
お笑いの巨人「志村けん」のウイルスでの死が伝えられた。
子どもの頃、「8時だよ!全員集合」から、現在の「バカ殿」「志村動物園」に至るまで、
ずっと、ずっとメディアの第一線を走り続けた「志村けん」の喪失感は、
現在の暗雲取り巻く日本に、台風直撃のような大打撃を与えた・・・。
享年70歳。まだまだこれからの人だった。
新型コロナウイルスの流行から、1ヵ月。
お笑いの巨人「志村けん」のウイルスでの死が伝えられた。
子どもの頃、「8時だよ!全員集合」から、現在の「バカ殿」「志村動物園」に至るまで、
ずっと、ずっとメディアの第一線を走り続けた「志村けん」の喪失感は、
現在の暗雲取り巻く日本に、台風直撃のような大打撃を与えた・・・。
享年70歳。まだまだこれからの人だった。
(2009年05月05日17:07)
旅先で訃報をきく。
再発した時点で、最悪の覚悟はしていた。
ひとつのバンドにこんなに思い入れたことはない。
ひとりのボーカルのシャウトに、こんなに熱くなったことはない。
「雨上がりの夜空に」「トランジスタラジオ」「スローバラード」「エンジェル」 「よォーこそ」 「ブン・ブン・ブン」「キモちE」「ロックン・ロール・ショー」 「Johnny Blue」 「多摩蘭坂 」「あの娘のレター」「IN THE MIDNIGHT HOUR」 「Sweet Soul Music」「君が僕を知っている」「ラプソディー」 「君はそのうち死ぬだろう」「ドカドカうるさいR&Rバンド」「ヒッピーに捧ぐ」 「ぼくの好きな先生」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
メディアで報じられる清志郎を
「キング・オブ・ロック」「ロックの神様」「伝説のロック」 などと称されるのには、違和感がある。
忌野清志郎・・・享年58歳、ありがとうございました。合掌。
萩原健一は、私世代のヒーローだった。
出世作「太陽にほえろ」のマカロニ刑事役は、まさにはまり役だった。
自由奔放、アウトロー、型破り、すべて私たちの「萩原健一」像だ。
その後も、「傷だらけの天使」「前略 おふくろ様」などヒット作は続く。
しかし、私たちのヒーローは、繊細でナイーブ過ぎた。
3度の離婚と逮捕が繰り返されるたび、仕事はなくなり、
晩年は、その苦しむ姿が、ドキュメンタリー番組で映し出された。
そして、突然の訃報。
永遠のヒーロー「ショーケン」は天に召された。
享年68歳。あまりにも、はやい…。
樹木希林という女優の代わりは、誰がいる?
これまで、樹木希林が演じてきた役は、誰が担うのか、思いつかない。
まさに、唯一無二である。
かつて、一度だけお会いしたことがある。
当時、勤めていた新聞社で、特集記事の作成にあたり、
養老孟司さんのご指名で、お願いしたのが、樹木希林さんだった。
飄々としながらも、その洞察は深く、あの養老さんをたじろがせた場面もあった。
対談終了後、樹木さんから「この辺で、静かに花火が見られるとこないかしら?」ということで、
急遽、閉館していたイベント会場での花火観覧会となった。
偉ぶることなく、気さくで自由奔放な様子は、希林さんそのままであった。
合掌
「世界のニナガワ」と評される、演出家「蜷川幸雄」さんが亡くなった。
80歳の今も、現役の第一線の演出家だったことは、稀有な例だと言える。
蜷川さんに鍛えられ、一流の役者となった「藤原竜也」「小栗旬」「宮沢りえ」など、枚挙に暇がない。
シニア世代の素人に芝居をやらせたり、ロンドンなど海外公演を打って出たり、
生涯を舞台の一演出家として、全うした、見事な生き様であったと言えよう。
また、自作の公演よりも、シャイクスピアなどの古典や、唐十郎作品などのアングラを
現在に蘇らせた功績も大きい。
惜しむらくは、蜷川演出の後を継ぐ後継者を生み出せなかったことか・・・。
2年後まで決まっていた公演が、蜷川さんの死によって中止となってしまったことは、
偉大な演出家を失ったことと同様、日本の演劇界にとって、大きな損出と言えるだろう・・・。