はやいもので、「東北大震災」から、もう3年がたつ。
東北海岸部を一変させ、2万人近くの死者・行方不明者をだした、まさしく未曾有の大災害。
東京に住む我々にとっても、決して忘れることのできない日だ。
ビートたけし氏が書かれた文章を、日本人ひとりひとりが肝に銘じるべきなのだ。
「2万人という数字がひとり歩きすることが怖い。2万人が亡くなったことよりも、一人の死亡事故が2万件あったのだ。」
テレビ各局は、こぞって3年後の被災地にスポットをあてる。
当時、4歳の女の子は、3歳年上の姉を失くし、母親は、お姉ちゃんの死について、どう説明すればいいかを苦悩する。
3年後、姉が通うことができなかった小学校の体験入学会で、「一番好きな人の絵を描きましょう?」との問いかけに、
迷うことをなく、遺影に映る姉の絵を描いた。
3年という年月は、長いようで短く、短いようで長い、そして重い・・・。