見事なる準優勝であると言っていい。
決勝戦までは、苦しむながらも粘り強く守り切った。
準決勝のオウンゴールは、ラッキーだったが・・・。
4年前のW杯では、一方的なアメリカの猛攻をしのぎ切り、同点でPK戦に持ち込んだことを思うば、
後半は、「なでしこ」の攻撃の方が鋭かったといえる。
それでも、ドイツ、フランスと戦わずしての準優勝の意味は、いったい何なんだろう?
それは、なでしこに責任がある訳ではなく、くじ引きの妙であって、ある意味ラッキーとも言えるが・・・。
でも、せっかく本気で戦う4年に1度の祭典で、決勝まですべてランキング下の
要は、勝って当たり前のチームとの対戦だったのは、幸運なのか不運なのか。
アメリカとの体力、テクニック、スピードの差はいかんともしがたく、4年後に期待できる若手が岩渕ひとりでは。
前回大会では、女子版「バルセロナ」と言われた華麗なるパステクニックは影をひそめ、
「先制して、守り勝つ」を守り通したなでしこが、決勝で先制されてからの4失点では、残念ではあったがなす術はなかった・・・。