8月 132012
 

5月18日に「藤原新は大丈夫か?」というタイトルでブログを書いた。内容は

「先日の「情熱大陸」は、ロンドン五輪の日本代表に選ばれた藤原新選手。企業に所属せず、個人でオリンピックを目指す藤原選手の苦悩や希望が、描かれていた。それにしても、大丈夫か?メダルを獲れるのか?惨敗する不安はないのか?インターネット「ニコニコ動画」を使い、2万人から1,000万円の募金を集め、自ら広告塔となり、資金集めをし、合宿先を決め、練習メニューを作り、そんなスーパーマンのようなことが、本当に可能なのか?日本で、有言実行できたアスリートは、イチロー、北島康介など数少ない。圧倒的多数は、プレッシャーに負け、敗れ、忘れ去られる。2万人から募金を受けたら、少なくとも2万人に対し、少なからずの責任を負う。自分だけのためには走れない。ただでさえ近年、マラソン男子は、エチオピアやケニアなどアフリカ勢の圧倒的に強い。」

というもの。

昨日のレース展開は、予想通り圧倒的スピードでエチオピア・ケニア勢が引っ張り、日本人3選手は、かなり後ろから追いかける展開。メダル争いからは遠く離され、入賞狙いの様相で、中本選手は粘りに粘って見事6位入賞。

ところで、45位(2時間19分11秒)と惨敗した藤原新選手。

危惧していたことが的中してしまった。

特にマラソン競技、天候やコース、体調など、ほんのささいなことで左右されてしまう。

問題は、この惨敗の後、藤原選手がどう後始末をするかにかかってくる。

普通のマラソン選手なら、また実業団に戻り練習を開始すれば、ことは済むのだが・・・。

アスリートとして、新たな展開を目指した藤原選手には、これからのマラソン人生に、

予想もしない重荷を背負い続けることになるのでは・・・?

8月 102012
 

なぜ、これほどまでに女子レスリングは強いのか・・・?

4階級のうち、3階級までが金メダルを獲得。柔道関係者が聞いたら、卒倒しそうな快挙である。

中でも、伊調馨と吉田沙保里の3連覇の偉業には、大喝采を贈りたい。

両者の試合内容を見ても、まったく敵を寄せ付けない満点の戦いぶりは、国民栄誉賞ものだと思う。

よくよく考えてみると、10年以上の長きにわたる女子レスリングの強さは、

伊調と吉田の圧倒的な強さに依るところが大きい。

30歳を超え、さすがに次のリオまでは、厳しいだろうに、あまりの2人の突出した才能に続く者が出てくるとは思えない。

その存在が大き過ぎる故の苦悩が、女子レスリング界にはこれから始まるに違いない。

8月 082012
 

残念ながら、負けてしまった関塚JAPANだが、初失点を喫し、実力が露呈したという表現が合っているかも。

まさかのスペイン戦の勝利から、エジプト戦まで勢いで勝ち上がった感もあった。

なでしこにしても、卓球の福原選手、体操の内村選手も、何度もチャレンジし、

跳ね返され、そのたび悔しい思いを噛みしめた。

金を狙うには、明確な理由と執念が必要ということだ。

オリンピック前は、「目標はメダル」の言葉さえ言いづらそうだった男子サッカーなのだから・・・。

3位決定戦は、韓国戦。

そこには、勝たなきゃいけない明確な理由と、絶対に負けたくないという執念があるはずだ。

8月 062012
 

いつのオリンピックからだろう。NHKの独占放送から民放での放送がはじまったのは・・・。

日本人が活躍する競技も増え、放送チャンネルを増やすのは当然のことだし、

今やBSという選択もあり、民放でも視聴率が獲れる素材としてのオリンピックは欠かせない。

特にマラソンを長時間視聴者を釘付けにする格好の競技。

しかし、民放の宿命として、CMを入れない訳にはいかないなら、マラソン中継はNHKに譲るべきではないか。

細切れに中継されるマラソンを見せられるのは、視聴者にとっていい迷惑である。

せめて、民放の中継は、サッカーやバレーボールなどインターバルが入る競技に振り分けられないものか。

百歩譲って、民放でマラソン中継するなら、BSでも同時中継してもらえないだろうか。

CMの間に浮き沈みする重友選手が、哀れでならなかった・・・。

8月 052012
 

ロンドン五輪のサッカー日本代表ほど、オーバーエイジがフィットした大会は無かった。

DFの2人に徳永、吉田のオーバーエイジが加わったことで、

課題だったディフェンス面はもちろん、精神的な支柱ができたことも大きい。

大会前、本田や遠藤、闘莉王などオーバーエイジ候補としてさまざまな名前がでたが、

今となっては、この布陣がベストだったと言わざるを得ない。

大会前、批判の多かった関塚監督の最大の功績とも言える。

運命のメキシコ戦。44年前メキシコ五輪で銅メダルを獲得したメキシコ相手という

因縁を感じる対戦を考えると、今からワクワクしてくる。