5月18日に「藤原新は大丈夫か?」というタイトルでブログを書いた。内容は
「先日の「情熱大陸」は、ロンドン五輪の日本代表に選ばれた藤原新選手。企業に所属せず、個人でオリンピックを目指す藤原選手の苦悩や希望が、描かれていた。それにしても、大丈夫か?メダルを獲れるのか?惨敗する不安はないのか?インターネット「ニコニコ動画」を使い、2万人から1,000万円の募金を集め、自ら広告塔となり、資金集めをし、合宿先を決め、練習メニューを作り、そんなスーパーマンのようなことが、本当に可能なのか?日本で、有言実行できたアスリートは、イチロー、北島康介など数少ない。圧倒的多数は、プレッシャーに負け、敗れ、忘れ去られる。2万人から募金を受けたら、少なくとも2万人に対し、少なからずの責任を負う。自分だけのためには走れない。ただでさえ近年、マラソン男子は、エチオピアやケニアなどアフリカ勢の圧倒的に強い。」
というもの。
昨日のレース展開は、予想通り圧倒的スピードでエチオピア・ケニア勢が引っ張り、日本人3選手は、かなり後ろから追いかける展開。メダル争いからは遠く離され、入賞狙いの様相で、中本選手は粘りに粘って見事6位入賞。
ところで、45位(2時間19分11秒)と惨敗した藤原新選手。
危惧していたことが的中してしまった。
特にマラソン競技、天候やコース、体調など、ほんのささいなことで左右されてしまう。
問題は、この惨敗の後、藤原選手がどう後始末をするかにかかってくる。
普通のマラソン選手なら、また実業団に戻り練習を開始すれば、ことは済むのだが・・・。
アスリートとして、新たな展開を目指した藤原選手には、これからのマラソン人生に、
予想もしない重荷を背負い続けることになるのでは・・・?