ブラジルW杯は、結局ドイツの優勝で、1カ月間に及ぶ戦いの幕を閉じた。
結果的には、誰にも否の付けようのない至極順当な優勝であった。
日本の予選リーグ敗退、アジア勢の無勝利、スペインの大敗、イタリア、イングランド、ポーランドが破れ、
ブラジルの決勝トーナメント惨敗とさまざまな話題を振りまきながらも、
結局、勝ったチームが強いことを実証した大会だった。
熱にうなされたW杯の狂想曲は、幕を閉じ、次のロシアW杯へと繋がる・・・。
ブラジルW杯は、結局ドイツの優勝で、1カ月間に及ぶ戦いの幕を閉じた。
結果的には、誰にも否の付けようのない至極順当な優勝であった。
日本の予選リーグ敗退、アジア勢の無勝利、スペインの大敗、イタリア、イングランド、ポーランドが破れ、
ブラジルの決勝トーナメント惨敗とさまざまな話題を振りまきながらも、
結局、勝ったチームが強いことを実証した大会だった。
熱にうなされたW杯の狂想曲は、幕を閉じ、次のロシアW杯へと繋がる・・・。
いや~、朝から凄い試合を観てしまった・・・。
誰が、開催国ブラジルが7点も取られる試合をみせられるとは想像し得なかっただろう。
ドイツの残忍なまでの試合運びには感服した。
最後に1点取られたことに、憤慨しているキーパー「ノイアー」の意識の高さ、5点差あっても相手DFに突っかかっていく「ミューラー」の闘争心。
事実上の決勝かと思われた、ブラジル-ドイツ戦の衝撃の結末。
ネイマール、チアゴ・シウバの欠場は響くには響いたのだが、
この決定的な差は、選手ひとりひとりの意識の高さの結晶だった・・・。
何から何まで、8年前のフランスW杯のVTRを観ているかのような今回のブラジルだが、
8年前には、ACミランやインテルのようなビッグクラブにいる選手はいなかった。
間違いなくチームは強くなったはずなのに、まったく勝てなかった。
いまだに、アジア最終予選で「絶対に負けられない戦い」なんて言ってるようでは、
相当な幸運でもない限り、世界では勝ち抜けないことがはっきりした。
決勝進出したチームの顔ぶれをみれば、ネイマール、メッシ、ロナウドなどは別格にしても、
エースと言われる選手は、ヨーロッパのビッグクラブでもエース的存在であることだ。
アジアでの戦いは、国内組でも圧勝できるくらいの底上げと、
代表は、ビッグクラブのレギュラーメンバーで固められるくらいのレベルアップがあって初めて、
「目標は、ワールドカップでの優勝」との言葉に、現実味が帯びてくる。
今の小学生が代表に入るくらのあと、20年は必要か・・・。
運命の第2戦は、圧倒的に攻め続けながらのスコアレスドローという最悪の結果。
皮肉にも、この試合を決めたのは、2枚目のイエローカードで退場させた審判だった。
退場者がでるまでの前半は、大迫選手、大久保選手など前線の連携により、得点できそうな雰囲気があった。
10人になったギリシャは、守備を固め守りきる作戦に。
もうこうなったら、身長差7cmで体格もいいギリシャDFの壁をこじ開ける術は、
いまの日本代表には、残念ながらなかった。
これが、11人のままだったら、ギリシャだってもう少し攻撃に出て、攻め入る隙もあっただろうに・・・。
結局は、「1人少ない」ことが、驚異の凡戦の要因となってしまったってことだ。
P.S それにしても、長友選手はどうして飽きもせず中央にセンタリングし続けたのだろう・・・。
豹変したような日本代表に驚いた。
悪い癖と言われた攻めないどころか、パスさえ回せない。
これがW杯のプレッシャーに押しつぶされる形で初戦の幕は閉じた。
まさに、赤子の手をひねるように、老練なアフリカの雄に握りつぶされ、
「ドログバ」の名前だけで、怯えた野兎に勝ち目はなかった。
それならば、せめてドリブルで強引に突破するとか、ディフェンスで体当たりでレッドカードをもらうとか、
試合に爪痕さえも残せなかった・・・。
ただひとつの救いは、スコアだけが惜敗と勘違いさせる2-1だったということか・・・。