「それでも、生きている」の1シーン。
はじめて、子どもを殺された犯人に対峙する母親役の大竹しのぶの演技は凄かった。
テレビには収まりきれない、大竹さんの狂気は、以前観た、つかこうへいの舞台を彷彿させた。
一緒に観ていた妻は、同年代の娘を持つ母親だからなのか・・・「わかるわ~」と感心しきりだった。
視聴率では、なかなか10%を超えないのは、
テーマも脚本もキャストも、テレビの範疇を超えているからかも知れない。
「それでも、生きている」の1シーン。
はじめて、子どもを殺された犯人に対峙する母親役の大竹しのぶの演技は凄かった。
テレビには収まりきれない、大竹さんの狂気は、以前観た、つかこうへいの舞台を彷彿させた。
一緒に観ていた妻は、同年代の娘を持つ母親だからなのか・・・「わかるわ~」と感心しきりだった。
視聴率では、なかなか10%を超えないのは、
テーマも脚本もキャストも、テレビの範疇を超えているからかも知れない。
さすがは、フジテレビと唸ってしまったドラマ「それでも、生きてゆく」
初回、放映分だけでも、もう満腹なドラマで、1クールで終わらせるのはもったいないと思わせる。
往年の「北の国から」を思わせる、淡々として語り口と、セリフ回し。
主演の瑛太はもちろん、脇を固める柄本明、大竹しのぶ、時任三郎、風吹じゅんなど心憎いほど素晴らしい。
しかしなんといっても、「満島ひかり」のキャスティングが、このドラマを決めた気がする。
幼児殺人犯の妹役の哀しさを演じられる女優は、そうはいない。
テレビで観るには、重いテーマだが、彼女がブッキングできた時点で、このドラマは成功だ。