8月 252010
 

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「ビタミンF」「ナイフ」「疾走」など、お気に入りの作家のひとり「重松清」

「十字架」は、久しぶりに読み応えのある重松作品だ。

ある日、いじめにあっていた少年が自殺する。

遺書の中には、首謀者の2人と恋していた女の子、そして勝手に親友として上げられた主人公の

4人の名前が書かれていた。そこから、自殺した少年の父親と主人公との20年に及ぶ長い物語がスタートする。

いじめをずっと見過ごしてきた主人公と、許すことのできない父親との葛藤が、重松さんらしい語り口で描かれる。

途中に登場する雑誌記者や新聞社の女性記者など、あまりに都合よくストーリーにからみ過ぎる気はするが、

「十字架」を背負い続ける主人公と、哀しみをぬぐい去れない父親に

心締め付けられる作品だ。

 Posted by at 9:20 AM

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