何の因果か、同時期の開催となってしまった「世界陸上」と「W杯バレー」。
TBSとフジテレビのドル箱とも言っていい、スポーツの大イベント。
開催地も東京と北京なので、時差なく放映をLIVEで楽しめる。
しかし、その2つの熱気には大きな隔たりがあるように感じる。
かたや、世界の超一流のアスリートが集結した「世界陸上」、かたや本当に予選を勝ち抜いたかと思うチームも参加している「W杯バレー」。
さらに、掘り下げるとなぜか毎回日本開催で、対戦相手もうまい具合に後半に強豪国固まる「W杯バレー」には、
純粋な世界大会という以前の、お金の臭いが漂う。
作戦タイムのたび、ジャニーズ系のアーティストの曲が流れ、観衆がそれに呼応するというお決まりの応援。
残念ながら「世界陸上」には、日本人の活躍が限られていることもあるが、
超一流のアスリートが、本気で対決する姿は感動してしまう。
一時期、「暑苦しい」と揶揄された「織田裕二」も陸上に対する思い入れが心地よくなってきた。
2つのチャンネルをザッピングしながら、2つの大会の大いなる隔たりが垣間見えてくる…。