民放とは、回数も手法も一線を画すNHKの連続ドラマ。
朝の連続小説も、大河ドラマ、土曜の経済ドラマも民放ではきっと成立しない。
とくに火曜日の10時枠は、とても興味深い。
昨日で終了した「ガラスの家」も、今や昼ドラでも成立しないようなドロドロの人間劇を、まったく正反対の印象も強い、井川遥と斉藤工の主演で描いていた。
「ラストバージン」の鈴木京香、「はつ恋」の木村佳乃、「激流」の田中麗奈、そして今回の井川遥と、民放では脇役に回るキャスティングのはずだが、不思議なくらい素敵な演技をする。
今回の井川遥も、世のオジサン達をメロメロにする要素がふんだんにちりばめらていた。
視聴率を気にしなくていいからなのか、無理がない演出なのである。
はじめにキャストありきではなく、上がったきた脚本に忠実にキャスティングされているからだろう・・・。
「ガラスの家」の最終回視聴率は10.5%だったらしいが、民放の連ドラでも、ひとケタ視聴率が多い昨今では、大健闘だという気がする・・・。