2020年のオリンピックの最終競技選考に「レスリング」「スカッシュ」「野球・ソフトボール」の3競技が残った。
2月にレスリングが、主要競技から外れる可能性が出てきて以来、国内では、吉田選手を先頭にレスリング界はこぞって、復活へのアピールをしてきた。
ロビー活動、署名運動、メディアへの露出など、「レスリング」という競技の死活問題のように、目の色を変えて取り組んできたのが、報われた格好だ。
そこで、腑に落ちないのが、3競技に残った「野球・ソフトボール」だ。
ことあるごとに、マスコミに登場してきた「レスリング」とは、対照的に、メディアに対して訴える人もいないのか、メディアがそれを取り上げないのか、レスリングの影に隠された形だ。
まるで、国内での世論は、「レスリング」に譲っているようにさえ見える。
それでも、ソフトは上野選手や宇津木監督が発言しているようだが、プロ野球界の方は、豊富な人材を生かそうともしていない。
あくまでも、オリンピックに国内世論は無関係なので、実際のIOCの舞台では、見え方も変わってくるのかも・・・。
ただ、もし東京五輪に決定した場合、「野球・ソフトボール」という球技の存在は大きいと思うのだが・・・。