11月 292012
 

TBSのドラマ沈下がひどい。

視聴率はもちろんだが、それにも増して、その内容がひどい。

かつては、「岸辺のアルバム」「金曜日の妻たちへ」「ふぞろいの林檎たち」「金八先生」など名作ぞろいで、「ドラマのTBS」と呼ばれていたのもうなずけた。

そこで、もう何度も繰り返し再放送されている「流星の絆」の話だが、ここ10年のTBSドラマでは、5本の指に入る傑作だ。

東野圭吾の原作は有名だが、脚本も演出もキャスト、主題歌に至るまで、こんなによくできたドラマはそうはない。

主演の二宮和也の熱演は見事なのはもちろん、三浦友和、設楽統など脇役は文句ない。

錦戸亮、戸田恵梨香、要潤の3人に至っては、「流星の絆」の演技があまりにもはまり役すぎて、その後のどのドラマも物足りなく感じてしまうほどだ。

TBSの流星チームは、どうしてしまったんだろう。

「流星の絆」につづく傑作ドラマの登場をひたすら待ち望んでいるのだが・・・。

 Posted by at 9:54 PM
11月 272012
 

勢いは週刊朝日騒動までだったな~。

相思相愛だった石原慎太郎と合流し、その陰で河村市長を追いやったのが、すべての見誤りの始まりだった。

残念ながら、石原慎太郎の庶民人気など、国政単位で考えるとたかが知れており、まだ都知事だったからその神通力もあったのだが・・・。

石原氏の顔色を伺ったがために、「日本維新の会」の政策がぶれ始め、そのせいで政策が一致していたはずの「みんなの党」には袖にされ、そしたら突然、「脱原発」の旗の下、「日本未来の党」が立ちあがったため、一気に存在感が色あせた。

おまけに、袖にしたはずの「減税日本」は渡りに渡って、「未来の党」に合流しちゃうし、ずっと沈黙を守り続けた小沢一郎の役者ぶりの方が、一躍脚光を浴びそうだ。

さあ、どうする「橋下徹」。起死回生の一発はあるのか。

これまで府知事、市長と絶えず攻め続け、いかんなく発揮できたパワーを、今回初めて守勢に回って、どう打ってでるのか、我然楽しみになってきた。

それにしても、現在、全国遊説中の橋下市長。大阪市長としての職務はどうなっているのか?有休とってるのかな~?

11月 262012
 

先日、母校の学園祭があり、娘を連れて遊びにいった。

30年前に通ったキャンパスに家族で行くのも、妙な気分だったが、一歩足を踏み入れると、不思議なものであの時代にトリップする。

私が通っていた1980年代前半は、世はまさにバブルに向かう一途を歩んでおり、当時の学生で将来に不安を感じていたものなど、ほとんどいなかった。

まさに、大学時代の4年間は、大人に向かうモラトリアムな時期で、もう遊ぶだけ遊んでしまおうと貪欲だった。

学園祭も青春を謳歌していたというか、クラスメイトでディスコサークルを作って、仲間を呼んでは明け方まで踊りまくる4日間。

お堅いイメージの教員養成大学の学生の中では、ダボっとしたスーツの長髪男子の集団はかなり浮いた存在だった。

それでも、4年間のお祭りが終わったら、そのほとんどが教員試験を受け、先生の道を歩みだし、今や、副校長(教頭)になったやつもいる。

あの浮かれ切った4日間は、その後のそれぞれの人生にとって、いったい何の意味があったのかと考えてみたくなった・・・。

IMG_20121124_142113

 Posted by at 9:22 PM
11月 202012
 

当時、大学を卒業し、まだまだ行く末は決まらず、バンド仲間と部屋を借りて住んでいた。

生活のため、バイトに明け暮れていた私に、友達から誘われたのが、公立小学校の介助員の仕事だった。

気軽に引き受けたものの、学校に行くと、今でいう「派遣社員」だったのだが、扱いは完全に「先生」だった。

ということで、突然、始業式から、「先生」と呼ばれる生活が始まった。当時、ペアを組むT先生とO先生は、とても優しく暖かい人だったので、東京でのお父さん、お母さんという存在になった。

仕事が終わって、深夜までバンド練習という日々で、朝寝過ごしてしまい、遅刻ということもあったが、(起きたら、給食の時間ってこともあったな~)それでも、2人の先生は、嫌な顔ひとつせず、苦笑いしながら、暖かく見守っていてくれた。

そうして、子どもたちと過ごした1年間は、本当に楽しく、あっという間に過ぎ去った。

1年の契約切れで学校を辞めるとき、感謝の気持ちを綴ったのが「大きな木になれ」だった。

今日、25年ぶりに全校児童が合唱するこの曲を聴きながら、まだ古い校舎だった当時の情景を思い重ねていた・・・。

IMG_20121120_085450

11月 152012
 

時代の救世主は、「AKB」から「ももいろクローバー」に移り変わりつつあるのかもしれない。

現在、紀伊国屋ホールで公演されているラッパ屋の「おじクロ」は、不況にあえぐ町工場のオジサンたちを主役に、

七転八倒しながらも、最後は前向きに歩き出す様を、鈴木聡脚本の持ち味そのままに、

笑いあり、涙ありで、優しく包み込まれる。

これぞ、脚本家・鈴木聡の真骨頂なのだが、今回はそこに「ももクロ」という躍動感をプラスさせた。

アラフォー(アラフィフかも・・・?)世代が、額に汗かき懸命に踊る姿が、こんなに感動するとは・・・!

公演は、今週日曜まで、新宿・紀伊国屋ホールで。

不況にあえぐオヤジたちには、一服の清涼剤となるかも・・・?

rappaya201211

 Posted by at 6:08 PM