土曜、日曜と東京・大阪で開催された「ベルリン・フィル ヴァイオリン・アンサンブル」の公演。
ウィーンフィルと並ぶ世界二大オーケストラのベルリン・フィルのヴァイオリニスト10名に
ピアニストを加えたメンバーということで、充分に聴き応えのある演奏会であった。
正直、演奏が始まる前から、ステージに立つのがベルリン・フィルのメンバーであるということだけで、
手を合わせて拝みたくなるほどなのだが、聴き進むにつれ
そのテクニックだけではなく、楽曲への造詣や一音一音が奏でる深み、
計算されつくしたアンサンブルの見事さなど、さすがは「ベルリン・フィル」と納得させる内容だった。