3月 042011
 

昨日、あるワークショップがあり、そこである絵本の読み聞かせが行われた。

その絵本は、白梅学園大学の学生が中心となって、障害理解を進めるために制作された「本当にあった話だよ」。

その絵本の中にある、ひとつのお話し。

「妹は重度の障害をもって生まれてきた。兄は、思いつめた母の背中をさすって支えてきた。

その兄がときどき小さな声で、『学校だけは連れてこないで。』と母にお願いしていた。

母も、兄の気持ちが痛いほどわかるので、淋しいことだと思いながら、決して連れていくことはなかった。

ある日、兄はソフトボールの選手に選ばれた。

母はどうしても、妹に兄が頑張っている姿を見せたくて、車椅子の妹を連れて、学校に。

兄の気持ちを考え、隠れるように応援した。

兄のチームは、試合に勝って、帰ろうとしたとき、チームメイトのざわめきが聞こえた。

兄の友達は、兄の母がいることを見つけ、そぼにいる車椅子の妹に駆け寄った。

兄と約束していた母は、心臓の鼓動が聞こえた。

兄に妹がいることを知った友達たちは、妹の周りに取り囲んだ。

そして、友達たちは妹の頭をなでながら、『勝利の女神だね!』と妹を称えた。

そのとき、母は兄がどこにいて、どういう顔をしていたのかを覚えていない。

涙でかすんで、見えなかったから・・・。」

聞き覚えなので、間違っているかも知れないが、

ほんの短いお話し、でも、本当にあったお話し。

 Posted by at 9:30 AM