能登・門前町にある「門前高校」のソフトボール部を
4年間にわたり追いかけたドキュメンタリー番組「私たちの時代」は、本当に素晴らしかった。
民放には珍しく2時間半にわたるドキュメンタリー番組を編成したフジテレビと
地味な素材を丹念に取材した石川テレビには、感謝したいくらいだ。
ソフトボールに3年間打ち込む女子高校生の姿は、あまりにも一途で清々しく、
それをとりまく監督の情熱、家族の思い、門前町の住民たちの応援する姿など、
私たちが失いかけている大切なものを教えられている気がした。
今日の朝日新聞テレビ欄には、こう書いてあった。
「混迷し自信を失った日本人に向けて、テレビができることの答えがこの番組にはある。」
2010年の最後にこの番組にめぐりあえたことは幸せだった。