パシフィコ横浜で開催された「TAHITI FESTA2010」。
夕暮れの海風といい、この暑さといい、タヒチの祭典にはもってこいの環境。
タヒチから来たプロタヒチアンダンサー「TAMARIKI POERANI」の公演も、大いに盛り上がり、
見応えのある公演だった。
公演中、ダンス公演では珍しい「シルク・ド・ソレイユ」ばりの客いじりの演出には驚いた。
客席から舞台にあげ、ダンサーと一緒に踊らせる趣向なのだが、
大概は日本人は舞台にあがると照れたり恥ずかしがったりで盛り上がらない。
ところが、この日は観客のほとんどがタヒチアンダンス経験者なのか、
舞台にあがった5~6人の若い女性は、1000人の聴衆の前だというのに、
本場のダンサーに引けをとらない堂々としたダンスを披露した。
そのなんら衒うことなく、セクシーに渡りあう姿と、その欲求にまっすぐな行動に、
今後の日本は彼女が動かすのではないかと感心してしまった。