5月 262010
 

先週の「龍馬伝」を何回見ても、同じ場面で泣いてしまう。

自分でも涙腺がおかしくなったのかと思うくらいだ。

投獄間近の「半平太」と、それを覚悟する「富」の朝餉での会話のシーンは

今までの「龍馬伝」の中でも、秀逸だ。

気持ちの高ぶりが抑えられなくなる「大森南朋」の演技も素晴らしいが、

それを包み込むように優しく応える「奥貫薫」の演技はあまりに切ない。

子どもができない妻は、離縁されても文句は言えない時代に富を一筋に愛し、

夫が投獄されている間、同じ境遇に置くため、富はずっと板の間で寝ていたという。

そんな夫婦の形は、120年前には当たり前の姿だった。