2020年夏…。本来なら、東京オリンピックの熱狂に包まれたはずだった…。
3月からの新型コロナウイルスの蔓延が、すべてを変えた。
そんな中でのテレビ局の対応。
フジテレビは、早々と「27時間テレビ」の中止を決め、
日本テレビは、形を変えても、継続することを決断した。
そこに、テレビ局としての覚悟の差が出ている。
番組の趣旨の違いはあるが、一度止めてしまったものを復活させることは、
継続させることより、より困難であることを、
日本テレビは、身に染みて理解しているということだろう。
2020年夏…。本来なら、東京オリンピックの熱狂に包まれたはずだった…。
3月からの新型コロナウイルスの蔓延が、すべてを変えた。
そんな中でのテレビ局の対応。
フジテレビは、早々と「27時間テレビ」の中止を決め、
日本テレビは、形を変えても、継続することを決断した。
そこに、テレビ局としての覚悟の差が出ている。
番組の趣旨の違いはあるが、一度止めてしまったものを復活させることは、
継続させることより、より困難であることを、
日本テレビは、身に染みて理解しているということだろう。
(2007年11月27日10:50)
日曜、深夜観た人いないかな~。私の場合もたまたまチャンネルのザッピングして引っかかったのだが・・・。
ずっと人里離れた老夫婦の話。
昔2人で切り開いた場所には電気も水道もきていない場所で、畑を作り夫婦で支え合いながらの生活を50年続けてきた。
病気がちになりやがて山を離れ老人ホームに入るが、その生活になじめない2人。
やがて、おじいさんは癌で倒れ、生を終える。
おばあさんも痴呆症が進み、でも山の生活だけは忘れない。
圧巻だったのは、山に向かって、おばあさんが叫ぶ「おじいさ~ん。おじいさ~ん。」
おじいさんがまだ山で生きていると信じている、その声は、やわな都会生活を送る私たちへのアンチテーゼだ。
涙が溢れる。 おじいさん、おばあさんの顔がいい。皺に刻まれた笑顔がいい。
生きるとは・・・?夫婦とは・・・?珠玉のドキュメンタリーだった。
日テレよくやった。深夜に流すのはもったいない。 こういう番組こそゴールデンでやればいいのに・・・。
テレビ朝日の60周年記念ドラマに、山崎豊子さんの名作「白い巨塔」と聞いて
不安しか感じられなかった。
それほど、10数年前にドラマ化されたフジテレビ版「白い巨塔」が素晴らしかったからだ。
唐沢寿明演じる「財前五郎」と、江口洋介演じる「里見」の堂々としたぶつかり合いは、
ドラマ史に残る名演だった。
そこで、テレ朝。岡田准一と松山ケンイチ。
これは、これで味わい深い。特筆すべきは、「岡田准一」の狂気の演技。
20数話の話を、わずか5話で終結させる技量のある脚本と重厚な演出。
ところどころのストーリーの変化も楽しめた。前回とのそれぞれの役者の違いも楽しめた。
出色だったのは、「飯豊まりえ」。前回の矢田亜希子よりも芯の強さがよく表れている。
昨年の「紅白歌合戦」は、文句なく楽しめた。
平成ラストを飾るサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」に、
松任谷由実の乱入。そこに、北島三郎が脇で微笑む絵なんて、
日本歌謡史を観るようで、感動した。
新星・米津玄師の地上波初披露、Misiaの圧巻の歌唱力、石川さゆりの貫禄、
これぞ紅白だよな~と納得。
子どもの頃観た、紅白のワクワク感を思い起こさせてくれた。
こうなれば、ミスチル、ドリカム、中島みゆきも出演してほしかったな~。
22年間続いた人気番組の終わりは、
「めちゃイケ」が築き上げたバラエティー番組のフォーマットと、
時代が求めるものとの埋めようもない相違が招いた幕引きだった。
アドリブに見える番組は、細かい作り込みとこだわりに支えられてきた。
丁寧に考えられた構成の上で、岡村隆史が自由に遊びまわっている演出が、
視聴者を釘付けにしていた時代もあった。
ただ、ひとつ、キャスト全員が歳をとった。
仕方のないことだが、演技なしでは、はしゃげなくなったということか…。
最終回の視聴率が、10%そこそこしかいかなかったことは、
明らかに時代と合わなくなったことの証明である。
昔からのファンとして、「めちゃイケ」が文句なく「めちゃめちゃイケていた時代」に
惜しまれながら、終わらせてあげたかった思いが強い…。