1月 212013
 

先日、プラハ国立劇場オペラの「フィガロの結婚」公演を観た。

日本では、オペラの観劇って、もしかすると日常から一番遠い世界なのかもしれない。

料金だけをみれば、ゴルフや海外旅行は、もっと贅沢かもしれないが、「オペラの観劇」の非日常性には、遠く及ばない気がする。

プッチーニやヴェルディ、モーツアルト、ワーグナーという音楽の教科書でしか見ることのない名だたる作曲家に、200年前のヨーロッパという舞台設定や衣裳、イタリア語やドイツ語などの原語で歌われる歌曲。

終演までの3時間あまりは、まるで夢か幻のような世界だ。

先日の公演中、ふとモーツアルトがどんな感情で、どんな状況の中、「フィガロの結婚」のあの美しいメロディを創作していたのかを思いめぐらせた。

さすがのモーツアルトも、200年後、はるか彼方の東洋の街で、自分がしたためた曲が演奏されているとは、予想だにしなかったことだろう・・・。

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3月 212010
 

コンサートホールである「サントリーホール」でオペラを上演する方策として

考えられた形式が「ホール・オペラ」だ。

ステージにオーケストラと歌手を同居させるコンサート形式のオペラ上演は

数多いが照明、衣裳、演出などオペラ上演そのものをコンサートホールで

16年もの長きに亘り、継続してきた「サントリーホール」の取り組みには頭が下がる。

オペラ公演と同じくらいの経費がかかる割に、チケット代はコンサート料金にせざるを得ないからだ。

今回の「コジ・ファン・トゥッテ」を以って、一時休止となる。

昨夜の最終公演は、ルィゾッティの織りなす上質な音楽と洒落た演出で

とても上品で粋な「ホール・オペラ」だった。

ただひとつ、カーテンコールでの盛り上がるキャストに比べ

なぜか客席の熱気はいまひとつだったのは残念だ・・・。

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