7月 112019
 

残念ながら、僅差での敗退により、ほぼオリンピック出場がなくなった「伊調馨」。

前人未到の五輪4連覇の偉業と比較しても、5連覇に挑む姿勢は、素晴らしい。

パワハラ問題や、練習場所の確保など、様々な困難にも怯まない、

そのストイックすぎるレスリング愛には、尊敬に値するものである。

そんな伊調選手を見ていると、ついつい比べてしまうのが「吉田沙保里」だ。

現在、レスリング界とは一線を引き、伊調選手へのコメントも勝利した川井選手への称賛の声も

聞こえてこない。

最近では、話題になるのは、そのタレント活動の部分だけだ。

まったく違う人生を選んだのだから、仕方ないのだが…。

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4月 112017
 

日本人にとって、「浅田真央」の存在は、唯一無二である。

それは、天才フィギュアスケート選手という枠では納まらない。

女性アスリートの枠でさえ、はみ出してしまう。

「吉田沙保里」「澤穂希」という国民栄誉賞アスリートと比べても、

その存在感は異質であり、孤高である。

五輪では、一度も金メダルに届かなかった悲運の天才は、

日本人の心の中に、ずっと住み続けている。

26歳という年齢も意味をなさぬほど、そのストイックさと過酷なまでの運命に翻弄される姿は、

彼女の存在感を、一層際立たせる。

14歳の衝撃的デビューの完璧な演技から、流れた12年の月日を思うとき、

これからの人生を、騒がれることなく、静かに、ひっそりと、そして幸せにと

願うほかない!

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4月 122016
 

監督が決める「サッカー」や「バレーボール」などの団体競技や、協会が決める「マラソン」などの「陸上」と比べ、

日本選手権の一発勝負で決める「水泳」の潔さは、際立っている。

単純に1種目2名を選ぶだけでなく、2位以内に入っていても本番の決勝進出程度の記録を切らなければ、

選出されないという厳しさ。

よって、オリンピックの申し子と言っていい「北島康介」でさえ、落選の憂き目にあい、引退を申し渡される。

最近の水泳競技の躍進は、この厳しいまでの公平さが、チームとしての団結力を生んでいるに違いない。

毎回毎回、物議を醸す「マラソン」の日本代表選考、余計な理屈は抜きにして、

一発勝負の3位までの選出にしてみれば、

どこからの異論を挟まれる心配すらないのに・・・。

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3月 092016
 

不吉な予感は、当たる。

それは、ロンドン五輪の頃から、感じていたことだが、カナダW杯で運良く準優勝してしまったことが、

世代交代を遅らせた。

ドイツW杯で、パスを繋ぎ躍動感みなぎるサッカーは影を潜め、

ベテラン選手ばかりの「なでしこ」がごまかしながらの試合運びになってしまったのは残念だ。

U-17優勝世代の選手が1~2人いれば、新陳代謝も図れただろうに…。

今回の五輪予選が、自国開催の全試合ホームゲームの利点さえ生かせなかった。

それにしても、男子のW杯予選のホームゲームと違って、会場に古めかしくて、

ちょっと盛り上がりに欠けていたが。埼玉スタジアムとか使えなかったのかな~。

いずれにしても、五輪出場がなくなった訳で、次のW杯までたっぷり時間だけはできたということか…。

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11月 202015
 

準決勝まで、全勝で勝ち抜いてきた「侍JAPAN」、

初戦で、快勝した韓国との準決勝で、大谷の快刀乱麻の活躍で9回まで3-0での楽勝ムードも、

一転無謀な継投策で3-4の逆転負け。

最近では、高校野球でも見かけない、野球漫画のような展開だった。

メジャーの不参加により、日本の主催大会のように、スポンサー、テレビ局を挙げての大声援を送った大会だったのに、

実力差の違いは、明らかだったのに、何故敗れたか?

そこには、監督経験のない「小久保監督」の存在感の無さだった。

ゲーム中、バンド、ヒットエンドラン、代打、継投など監督が担うであろう役割がほとんど機能せず、

圧倒的なレベルの差で勝ち抜いたチームには、韓国の執念にも似た9回の猛攻を防ぐ術はなかった。

せめて、ストライクゾーンぎりぎりでのデッドボールには、

退場すれすれの猛抗議くらいあってしかるべきでは…。

大会終了後には、この時代、世論の流れは止められないから、新たな監督選びとなるのだろうが、

プロ野球監督歴のない人間には、重すぎる重圧には耐えられるだろう…。

 

 Posted by at 10:44 AM