5月 252016
 

「世界のニナガワ」と評される、演出家「蜷川幸雄」さんが亡くなった。

80歳の今も、現役の第一線の演出家だったことは、稀有な例だと言える。

蜷川さんに鍛えられ、一流の役者となった「藤原竜也」「小栗旬」「宮沢りえ」など、枚挙に暇がない。

シニア世代の素人に芝居をやらせたり、ロンドンなど海外公演を打って出たり、

生涯を舞台の一演出家として、全うした、見事な生き様であったと言えよう。

また、自作の公演よりも、シャイクスピアなどの古典や、唐十郎作品などのアングラを

現在に蘇らせた功績も大きい。

惜しむらくは、蜷川演出の後を継ぐ後継者を生み出せなかったことか・・・。

2年後まで決まっていた公演が、蜷川さんの死によって中止となってしまったことは、

偉大な演出家を失ったことと同様、日本の演劇界にとって、大きな損出と言えるだろう・・・。

 

2月 262014
 

今日、R・U・P製作の「熱海殺人事件」を拝見した。

主演が、EXILEのKENCHIさんということで、正直ちょっと不安でもあったが、少しセリフが聴きづらかったことを除いては、よく頑張っていたと思う。

つか舞台は、何度も観ているが、男臭く泥臭いテンションの高いセリフ回しが魅力である。

まだ、つかさんの存命中の「北区つかこうへい劇団」は、ひとりも名の知れた役者はいなかったが、その命がけともいえる芝居に心打たれた。

中でも、役者「吉田智則」の芝居は、つかこうへい原作をやるためだけに生まれてきたかと思うほどの熱演だった。

つかこうへい亡き今も、つか作品は脈々と公演し続ける。

「熱海殺人事件」「蒲田行進曲」「飛龍伝」・・・。

つかこうへいの切なさは、今も生き続けるのである。

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10月 122013
 

昨日、桐谷美玲さん主演の「飛龍伝21」を拝見した。

10年くらい前は、北区つかこうへい劇団に縁があって、数々のつかさん作・演出の舞台をみせてもらった。

残念ながら、つかさんは亡くなり、演出作品を観ることはできないが、それでも原作はずっと公演され続けるということなのだろう。

「飛龍伝」は、70年安保の不条理の中で生きた学生と機動隊の争いと愛がテーマなのだが、男優たちの身体をはった演技には、いつも感動させられる。

とくに北区つかこうへい劇団当時の役者であった吉田智則さんの芝居は、ぎりぎりに凝縮されたエネルギーを爆発させているかのようで見応えがある。

過去飛龍伝のヒロイン役は、富田靖子、牧瀬理穂はじめいきのいい若手女優が演じてきたから、桐谷美玲さんのプレッシャーは相当なものがあったと思うが、もっと貪欲であってほしかったか・・・。

つか魂が、これからも脈々と受け継がれていくことが、つかこうへいという劇作家に対する最大の供養になると思わせてくれた舞台だった。

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5月 212013
 

昨日は、現在シアター1010で開催中の「はやく起きた朝に・・・20年!ありがとうLIVE」を観ました。

「はやく・・・」はもちろん、20年続く現在もフジテレビで放映中の番組。タイトルは、「遅く起きた」から「はやく起きた」には変わりましたが、出演者はずっと、磯野貴理子さん、松居直美さん、森尾由美さんと変わらず、基本3人のトークのみで成立している。

今は、土曜の6:30~となかなか観ることがないが、この番組ほど不思議な番組も珍しいし、3人のキャスティングの妙である。まず、ひとりひとりを取り上げると、なかなかピンでの活躍の場は少なく、森尾さんに至っては、他の番組で観ることすらない。

その3人がテーブルでトークを交わすと、不思議な一体感が生まれる。要は、「はやく起きた朝は・・・」というトリオの存在感が抜群に安定していると考えた方がよさそうだ。

ステージにおいても、そのチームワークは抜群で、チケットを買ってきている観衆までもが家族のように、3人を盛りたてる。

20年で16回を迎え、ほとんど満席状態とは恐れ入る。考えれば、考えるほど不思議なのだが、この番組を地味~に続けているフジテレビの大勝利ではないか・・・。

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 Posted by at 10:51 AM
11月 152012
 

時代の救世主は、「AKB」から「ももいろクローバー」に移り変わりつつあるのかもしれない。

現在、紀伊国屋ホールで公演されているラッパ屋の「おじクロ」は、不況にあえぐ町工場のオジサンたちを主役に、

七転八倒しながらも、最後は前向きに歩き出す様を、鈴木聡脚本の持ち味そのままに、

笑いあり、涙ありで、優しく包み込まれる。

これぞ、脚本家・鈴木聡の真骨頂なのだが、今回はそこに「ももクロ」という躍動感をプラスさせた。

アラフォー(アラフィフかも・・・?)世代が、額に汗かき懸命に踊る姿が、こんなに感動するとは・・・!

公演は、今週日曜まで、新宿・紀伊国屋ホールで。

不況にあえぐオヤジたちには、一服の清涼剤となるかも・・・?

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 Posted by at 6:08 PM